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新品 :10393136500
中古 :10393136500-1 |
メーカー | 5aee6 | 発売日 | 2025-06-15 22:22 | 定価 | 25000円 | ||
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カテゴリ |
不昧公の正室・方子と娘・玉映の落款
閉じる「紫藤花下漸黄昏」白氏文集の有名な漢詩
閉じる仙台藩医・木村寿禎の落款
閉じる国宝「源氏物語」夕霧(中央)
閉じる国宝「源氏物語」夕霧(左)・雲井雁(右)
閉じる藤の花の宴・左夕霧、右内大臣
閉じる夕霧と雲井の雁の婚姻を祝う藤の花の宴
閉じる夕霧と雲井の雁の婚姻を祝う藤の花の宴
自筆「源氏物語」の「藤裏葉(ふじのうらは)」の巻は、禁裏(京都御所)において書かれたものです。江戸後期 名工【三代】華中亭道八 高橋道八 道八 御本立鶴茶碗 京都 清水焼 骨董 古道具 古美術 アンティーク 箱付き。
自筆「源氏物語」の筆者である「大炊御門宗氏(おおいのみかどむねうじ)」は、室町時代の第103代天皇である後土御門天皇(ごつちみかどてんのう)の曽祖父です。【八八八】平安陶工 三浦竹軒 青華 算木式 四方 巻葉筒 ◆共箱 喫煙具 莨具 煙草入 巻煙草 【w-039】。
したがって、出品した自筆「源氏物語」は、天皇の曽祖父の貴重な自筆です。京焼 在銘 『輝』 三代 佐々木輝夫 織部亀甲繋文水注 高さ31cm×直径16cm 重さ1830g [骨董 日本美術 茶器 茶道具 水注 伝統工芸品 ]。大炊御門宗氏の長男・信宗の娘が大炊御門信子(のぶこ)であり、信子は後花園天皇の寵愛を受け准后として御所に居住し、皇子を生み後に第103代後土御門天皇として即位し、信子は生母・皇太后となる。e600 技工名品 廣永窯 名工 坪島土平 あんなん 安南 皆具 替蓋 共箱 栞付 水指 建水 杓立 蓋置 未使用 美品 煎茶道具◆師)川喜田半泥子。現在の今上天皇と系譜がつながっている。E236●三代・三浦竹泉【倣古青華牧童図茶碗】茶碗 4客セット 染付 青花 茶杯 煎茶碗 煎茶道具 茶器 共布 在銘 共箱 総重約:210g 現状品。
関白・近衛基熙(このえ もとひろ)は、後水尾院(第108代後水尾天皇)の皇女・常子内親王と結婚。【八八八】琴浦窯 和田桐山 御本手 金銀 松葉 蓋置 ◆共箱 共布 茶道具 【w-010】。二人の皇女・熙子(ひろこ)は、甲府藩主・徳川綱豊と結婚。【政】33177 ☆茶道具☆古銅水注 瓔珞 水差 茶筅 茶筒 茶碗 茶杓 茶釜 蓋置 棗 骨董。綱豊は、のち第六代将軍・徳川家宣となり、熙子(ひろこ)は将軍家宣の正室となった。淡海ぜぜ 陽炎園 膳所焼 鑓鞘写茶入 共箱 茶道具 保証品。近衛基熙は、千利休の孫・千宗旦との茶会の交流(下記に掲示)で知られると同時に、第111代・後西院天皇や後水尾天皇を主賓に迎え茶会を開催。【逢絢亭】茶道具 蓋置 京焼 染付 三宝蓋置 紫翠窯 西村徳泉 共箱入り。茶会の際、基熙が所蔵する藤原定家・自筆の「定家色紙」を持参した記録がある。【41】【併売・店頭引取可】桶谷定一 瓢形茶入 箱書き付き 仕覆付き 薄茶入れ 高級 陶磁器 茶道具 作家作品 伝統工芸 長期保管品。基熙は、他にも朝廷・幕府の間で茶会を何度も開催した記録が残っている。茶道具セット。(資料の記録は下記に掲示)
出品した「源氏物語」は、南北朝時代から室町時代前期の公卿であった「大炊御門宗氏(おおいのみかど むねうじ)」の自筆です。【八八八】平安 橋本城岳 金襴手 赤蜻蛉 蓋置 ◆共箱 茶道具 京焼 清水焼 【w-012】。
自筆「源氏物語」の書の特徴から高松宮系統と称されるものです。★京焼 万代草山作【飾壷 紙箱入り】正絹網・紐3本・口覆(荒磯)・口紐付き 胴径19cm 高さ27cm 茶道具 茶器。「源氏物語」には、応永五年(1398)~応永十三年(1406)までの複数の年号の記載があることから、少なくとも応永五年から8年間にわたり書かれていることがわかる。【風流庵】 『新品』 信楽焼 ★ 手付 火消壷{小} 紙箱。このため後醍醐天皇の宸翰(しんかん・天皇自筆)にかなり近い年代に書かれていることがわかる。茶道具『黄交趾 「瑞豊」在名 菊花鉢 (径18.5cm)菓子鉢』交趾焼 京焼 懐石 割烹 和食 伝統工芸 時代 中国 唐物 茶事 茶会。また、各巻ごとの書かれた年については不明。楽九代 了入 黒蓋置 裏千家十一代 玄々斎花押 v662。従って、応永五年とは、書き始めの年である。【名品】 蓋置 貫入 落款あり 薩摩焼 ?茶道具。また、落款から、後年、近衛基熙(1648~1722)の所蔵となり、時代が下って、松平不昧公の手にわたり、正室・方子の所蔵となったものである。古余呂技窯 川瀬竹春 造 緑釉水玉文 蓋置 共箱 茶道具。近衛家で永く保存されておりましたので、保存状態は極めて良好です。茶道具 茶壷 茶壺 飾壷用飾紐 結紐 (1) 茶道 28-6714。
大炊御門家は、平安時代末期摂政関白藤原師実の子経実・治暦4年(1068)~天承元年(1131)を祖として創立された。初出し品 京焼 茶入 桶谷定一 茶道具 肩衝 共箱 ★広島発送★。大炊御門北に邸宅があったため「大炊御門(おおいみかど)」を称する。平安 手塚桐鳳(造)仁清写 色絵七宝文三宝蓋置 約6㎝ 京焼 共箱 茶道 陶磁器 未使用 z5801o。初代、経実の子経宗は平治の乱で平清盛方の勝利に貢献。★☆高取 茶入れ 楽山造 仕覆 2点 共箱 牙蓋 風 略未使用 茶道具 茶道☆★。また、二条天皇の外戚として勢威をふるい、左大臣に昇った。現代の名工 中村翠嵐(造)交趾釉松透蓋置 共箱 共布 京焼 茶道具 現代工芸 未使用 z5795o。出品した「源氏物語」の筆者・大炊御門宗氏(おおいのみかど むねうじ)は、大炊御門家13代の当主で南北朝時代から室町時代前期の公卿。茶道具『河合誓徳作 花影皿(径22、7㎝)在銘「誓徳」日展評議員共箱』青磁陽刻花文高坏型皿 師:清水六兵衛 芸術院会員 茶事 茶懐石。応永5年(1398年)に従三位となり公卿に列する。源氏の君と親友の頭(とうの)中将が愛した美しい夕顔の君とをめぐる恋の物語「源氏物語」夕顔の巻・大炊御門宗氏・自筆・茶道30-B。備前権守、参議、権中納言、権大納言などを歴任し、応永27年(1420年)に内大臣に昇任した。茶道具 茶壷 茶壺 網 (2) 茶道 28-1813。
旧・所蔵者の近衛基煕は、「源氏物語」に造詣が深く、「源氏物語」の注釈書『一簣抄』(いっきしょう)を著(あらわ)しております。【逢絢亭】茶道具 蓋置 京焼 浅黄交趾 瓢透し 真葛(宮川)香斎 共箱入り。炊御門宗氏・自筆「源氏物語」は、近衛基熙が研究のために収集し、のちに出雲松平家に伝わり、松平治郷の正室・方子が鑑賞していたものです。茶道具 茶箱 三ツ組仕服 正倉院 鴛鴦紋 (1) 茶箱用 三つ組仕覆 茶道 t ms2027-03。近衛基熙が所蔵する自筆・「源氏物語」の中で、最も美しく繊細な筆致で記された平安時代の文字に最も近いとされております。『新品』 平安・笹田有祥作 利休丸壷 唐物大名物写茶入 桐共箱。数ある自筆「源氏物語」の中で、第一級品と称される貴重な自筆です。茶道具 丹波焼 茶入 清水 千代市 作 仕服 十色間道 茶道 16-5320。
出品した「源氏物語」は藤裏葉(ふじのうらは)の内容の要旨
「藤裏葉」(ふじのうらは)の巻は、『源氏物語』五十四帖の巻名のひとつ。茶道具 瀧浪写 茶入 清閑寺窯 作 茶道 16-4502。源氏の君の子息・夕霧と内大臣の姫君・雲居の雁の恋を無理矢理裂いてから数年、二人の恋愛は世上に知られている。茶道具 赤膚焼 奈良絵 蓋置 古瀬 堯三 作 茶道 9304731。今更違う相手と娘を結婚させるのは風聞が悪く、夕霧の方からあせって結婚を申し込む様子もなく、内大臣は自分が折れるべきだと考えるようになった。京焼 茶道 三浦竹泉 竹泉 五世 蓋置 色絵 山水 口径:約6.1cm。四月、自邸で藤の花の宴を開くという内大臣の口上を持った息子の柏木が、夕霧を迎えにやってくる。永楽妙全 網文 盃洗 ( 十四代室 永楽善五郎 千家十職 染付 杯洗 )。緊張している夕霧に源氏は出かけるよう促し、着替え用にと自らの上等な衣服を選び与える。茶道具 茶箱 三ツ組仕服 正倉院 鴛鴦紋 (2) 茶箱用 三つ組仕覆 茶道 t ms2027-04。藤の花の宴で内大臣はかねての仲であった娘の雲居の雁と夕霧の結婚を認める。茶道具 茶箱 御所籠 色紙点 仕服セット 萬葉華紋 茶道 t 注)巾箱の裏地が色違いとなっています。 ms2027-22。仲睦まじい夫婦の誕生に、源氏は親心に嬉しく夕霧の辛抱強さを褒めてやる。茶道具 茄子 茶入 笹田 仁史 作 仕服 東山金襴 茶道 16-5309。内大臣も結婚させてみると後宮での競争の多い入内より、立派な婿を迎えた今の結婚の方が幸せだと分かり、心から喜んで夕霧を大切に扱うのだった。茶道具 のんこう写 炉用 灰器 園部 玄哉 作 茶道 05-6519。
原本自筆上部に「紫藤花下漸黄昏」(紫藤の花の下、漸(ようやく)黄昏(たそがれ)と記されている。C09368 白井半七 槍梅之図 蓋置:真作。藤の裏葉の巻は華麗な源氏一族を描いている。青磁 蓋置 堀内宗完 共箱 茶道具 ★岡山発送★(広島発送品同梱不可)。栄耀栄華を極めた藤の花の華麗な開花のさまは源氏一族の繁栄を示すものであった。木村盛和 希少 赤天目 茶入 仕覆 金剛金襴。まるで楊貴妃の栄耀栄華を見るようである。茶道具 茶箱 御所籠 色紙点 相生袋 へだて付 茶碗包 茶道 t ms2027-10。紫式部が「藤裏葉」を書くに際し、「白楽天」の漢詩を読み理解し共鳴していることがよくわかる。茶道具 茶箱 御所籠 色紙点 仕服セット 天平段紋 仕覆 茶道 t ms2027-14。詳細な理由は下記説明欄に記載
(自筆表面の凹凸はストロボの反射によるものです。茶道具 茶箱 御所籠 色紙点 仕服セット 法隆寺 獅子狩紋裂 茶道 t ms2027-16。)
大炊御門宗氏・自筆「源氏物語」近衛基熙・旧蔵の来歴については下記「説明欄」に記載
《「源氏物語」藤裏葉(ふじのうらは)の巻》
「藤裏葉」の巻は英文で「The Eastern Cottage」と表記されます。遠州流 吹墨切子蓋置 十三代 小堀宗実 極め ( 小堀宗慶 大祥忌 )。
《自筆上部の原本自筆上部に「紫藤花下漸黄昏」(紫藤の花の下、漸(ようやく)黄昏(たそがれ)の漢詩文の落款が押捺されている。茶道具 膳所焼 肩衝 茶入 陽炎園 作 (2) 仕服:花兎段紋裂 茶道 16-7305。この漢詩は「白楽天」中の有名な一節です。茶道具 茶箱 三ツ組仕服 金モール 茶箱用 三つ組仕覆 茶道 t ms2027-02。》
(自筆表面の凹凸はストロボの反射によるものです。【波】煎茶道具/京焼 古清水焼のレトロで重厚な”京薩摩茶器揃”。)
「自筆原本」
自筆右下の上の印は、出雲・松江藩主・松平治郷の正室・方子と娘・幾千姫(玉映)の落款。茶道具 白檀紙 釜敷 (3) 山崎 吉左衛門 製 茶道 紙釜敷 05-6529。
《自筆上部の原本自筆上部に「紫藤花下漸黄昏」(紫藤の花の下、漸(ようやく)黄昏(たそがれ)の
漢詩文の落款が押捺されている。B20572 平安 寄神崇白造 臼型蓋置 185g。この漢詩は「白楽天」中の有名な一節です。茶道具 白檀紙 釜敷 (1) 山崎 吉左衛門 製 茶道 紙釜敷 05-6527。》
《原本中の凹凸はストロボの影響によるものです。お茶道具 京焼仁清写 竹 菓子鉢 晴香造。》
自筆下部の印は出雲・松江藩主・松平治郷の正室「方子(よりこ)の落款(印譜)
自筆が「古切」とされたのは江戸時代。茶道具 色絵 糸巻 蓋置 高野 昭阿弥 作 茶道 46313657。古切に至る詳細な経緯は下記「希少価値欄」に記載
(1)・自筆の「原文の読み下し文」は次の通りです。茶道具 緑交趾 竹節 蓋置 加賀 瑞山 作 茶道 9304766。
《「源氏物語」藤裏葉(ふじのうらは)の巻》
《なり》・・・・にき」と、そのほと(程)はのたま(宣)ひけ(消)ちて、
「のこ(残)りと(留)まれる人の、中将はかくたゝ人にて、
わつかになりのほ(上)るめり。B05413 白井半七 田家雲ふた置:真作。宮は、なら(並)ひなきすち(筋)にて
おはするも、思へはいとこそあはれなれ。B16725 四世一ノ瀬宗辰 南鐐 勝虫蓋置 76g:真作。すへていとさた(定)めなき
世なれはこそ、なにこと(何事)も思ふまゝにて、
い(生)けるかき(限)りの世をす(過)くさまほしけれと、のこ(残)り
給はむすゑ(末)のよ(世)なとの、たとしへなきおとろ(衰)へなとをさへ、
思ひはゝか(憚)らるれは」と、うちかた(語)らひ給ひて、
上達部なとも御さしき(桟敷)にまい(参)りつと(集)ひ給へれは、
そなたに出て給ひぬ。C07942 中村秀峰・一ノ瀬宗辰 他 蓋置3点セット:真作。近衛つかさ(司)の使は頭中将なりけり。茶道具 薩摩 鉄線絵 蓋置 磯御庭焼 作 茶道 t 46313669。
かの大殿にて出て立つ所よりそ人々は・・・《参り給う》
(文責・出品者)
「原文の読み下し文」は、読みやすいように「通行訳」としております。茶道具 仁清写 鴛鴦 香合 御室窯 作 桐箱入り 茶道 t 9304719。
《「源氏物語」藤裏葉(ふじのうらは)の巻》
《内大臣の姫君(雲井雁)と宰相中将(夕霧)との恋物語の原文》
《紫の上、賀茂上社の参詣の後、祭を見物する》
《源氏の大臣は、かつて中宮(秋好中宮)の御母の御息所(みやすどころ)が
車を見物衆の後ろに押し下げられなさったときのことをお思い出しになって、
(源氏の君)「権勢を笠(かさ)にきたわがままなふるまいをして、
ああしたことをするのは思いやりのないことだったのです。B15315 三浦竹泉 南蛮建水箱に入る焼き物。
あんなふうにまったく相手をないがしろにしていた人も、
その嘆きを身に受けるような形で》・・・・なくなったのでした」
とおっしゃる。茶道具 鶴丸 蓋置 真葛 宮川 香斎 作 茶道 t 9304727。その詳しい事情については言葉をにごされて、
(源氏の君)「あとに残った人々にしても、宰相中将(夕霧)は、
ごらんのように臣下として少しずつ出世していくにすぎないようです。C09102 清閑寺祥平 色絵金彩七宝草花画 利久皆具:真作。
ところが、中宮(秋好中宮)のほうは、肩を並べる者のない地位にいらっしゃるのも、
考えてみるとまことに感に堪えないのです。茶道具 出雲焼 灰器 炉用 長岡 空権 造 茶道 t 9304875。
万事、何がどうなるとも定まらぬ世の中ですから、何事も自分のしたいようにして、
生きているかぎりのこの世を過したいものですが、あとに残られるあなたが、
晩年などとんでもない落ちぶれようをなさりはせぬかと、
そんなことまでがつい心配されるものですから」
と源氏の大臣は、お話しかけになって、
上達部(かんだちめ)などもこのお桟敷に参集していらっしゃるので、
そちらのお席のほうへお出ましになった。茶道具 古瀬戸写 肩衝 茶入 山口 錠鉄 作 仕服 江戸和久田裂 桐箱入り 茶道 t 46321398。
《八・夕霧、祭りの使いの藤典侍(惟光の娘)をねぎらう》
近衛府(このえづかさ)から立てられる今日の勅使は頭中将(柏木)なのであった。茶道具 浅黄交趾 三つ人形 蓋置 中村 翠嵐 作 茶道 t 46313663。
出立する内大臣のお邸に集まって、そこから人々は・・・・《源氏の大臣の
お桟敷にまいられたのだった。茶道具 仁清写 水紋透 蓋置 真葛 宮川 香斎 作 茶道 t 9304728。》
備考・内大臣(雲井雁の父)と宰相中将(夕霧)の不仲は、夕霧と雲井雁の二人が愛し合っていることに不満を持ってのこと。茶道具 蓋置 三ツ兎、 京焼 高野 昭阿弥作 共箱■新品■。以来不仲であるがさりとて、姫君(雲井雁)にとって夕霧以上の婿がいないため悩む親心をあらわしている。茶道具 交趾 銭亀 香合 中村 翠嵐 作 桐箱入り 茶道 t 9304701。
現代語訳の出典・「源氏物語」小学館刊・阿部秋生・東大名誉教授(1999年没)
備考・出品した自筆は、大炊御門宗氏・自筆で近衛基熙の旧・所蔵になるものです。初代 三浦竹泉 高麗窯 刷毛目写 鉢。
《Wisteria Leaves (藤裏葉)》
He drew back from speaking too openly about the
horrible conclusion to the rivalry.
"The son of the one lady is crawling ahead in the ordinary service,
and the heights to which the daughter of the other
has risen bring on an attack of vertigo.
Life is uncertain for all of us.
We can only hope to have things our way for a little while.
I worry about you, my dear, and how it will be
for you when I am gone."
He went to speak to some courtiers of the higher ranks
who had gathered before the stands.
They had come from Tono Chujo's mansion with Kashiwagi,
who represented the inner guards.
英語訳文(英文)の出典:『The Tale of Genji』
Edward George Seidensticker(エドワード・ジョージ・サイデンステッカー)コロンビア大学教授(2007年没)
《藤花末叶(藤裏葉)》
只:“再看人的后代:夕霧只是一个普通平民,
好容易逐升官;而秋好皇后位人臣,莫能与并。茶道具 大淀焼 お願い兎 香合 松林 玄衛 作 桐箱入り 茶道 t 9304702。
思想起来,在深可感慨!世事无常,夭寿不定,
所以人生在世期,想随心所欲,任意行事。利休丸壷茶入 曉窯曉山 共箱 茶道具 美品。
然而只怕我死之后,剩一人在世,代我身受,
弄得年孤苦伶……”到里,
王侯公卿等都上看台来了,源氏大臣便前往就座。【游】[二代 真清水蔵六(1861-1936)] 青磁 茶入 [三代 蔵六識] | 茶心壺 茶器 清風与平 香山 陶山 蘇山 道八 幹山 竹泉 須田青華 昭阿弥。
近府派来司祭的敕使,是中将柏木。平安大示 手塚大示 浅黄交趾独楽喰籠★裏千家鵬雲斎花押★a636。
中国訳文の出典:『源氏物語(Yunsh wy)』
豊子愷(ほうしがい)中国最初の「源氏物語」翻訳者(文化大革命で没)
注記・中国語の文字の一部がシステムの関係で反映されない場合があります。B06462 永楽即全 独楽模様土器形菓子器 無適斎:真作。この場合、落札後に正確な中国語の文字を記載した中国語訳文を交付いたします。茶道具 仁清写 蜻蛉 六角 蓋置 手塚 石雲 作 茶道 t 9304740。
左の写真が「源氏物語」藤裏葉の巻の末尾(原本番号25-B)の押印。茶道具 仁清写 福槌 蓋置 宮川 香雲 作 茶道 t 9304744。
写真一番左下の角印が仙台藩の家紋印(竹に雀)
家紋印の上の2つの印は仙台藩第五代藩主・伊達吉村の正室(冬姫)。十三代 紀太理平 造 染付 山水皆具 共箱 検)武者小路千家 理平焼。冬姫は内大臣・通誠の養女。茶道具 仁清写 分銅 蓋置 宮川 香雲 作 茶道 t 46313666。
冬姫は通称。茶道具 赤楽 鬼瓦 香合 通次 阿山 作 杉箱入り 茶道 t 9304674。正式な名は伊達貞子。仁清 片口菓子器 P85-1。左端の写真は「藤裏葉の巻」末尾の拡大写真。B16816 蓋置置き・置物11.点セット:真作。
上の篆書体は、「紫藤花下漸黄昏」(紫藤の花の下、漸(ようやく)黄昏(たそがれ)の押印。茶道具 高取 丸壺 茶入 高取 八仙 作 仕服 定家緞子 桐箱入り 茶道 t 9304830。
篆書体の左の二つの印は、出雲・松江藩主・松平治郷の正室「方子(よりこ)と娘・玉映の落款
写真右上の2つの印は仙台藩医・木村寿禎の落款
右端の写真上は仙台藩主(伊達家)正室一覧表の表紙。茶道具『桑茶箱セット10点まとめて』在銘「仁清」含む野点セット 茶事 七事式 表千家 裏千家 武者小路千家 千家十職 お茶会。表紙の下は一覧の拡大写真(仙台市立博物館・刊行)
(奥書は、令和2年11月29日に蔵の中の桐箱から発見されたものです。茶道具セット 茶道具 1。)
(出品した自筆の「断層画像写真」(藤裏葉の巻)MRI 33―13B
自筆二つの印のうち上は、出雲・松江藩主・松平治郷の正室「方子(よりこ)」、上は娘の幾千姫(玉映)の落款。茶道具 色絵 瓢透 蓋置 清閑寺 杉田 祥平 作 茶道 t 46313670。
「源氏物語・国宝」「藤裏葉の巻」主人公の資料
下記写真は、「国宝・源氏物語絵巻」の中に描かれる夕霧と雲井雁
「源氏物語絵巻 」(国宝)夕霧(左)と雲井雁(右)
右下は、雲井雁侍女
「近衛基熙の肖像」「後西院天皇主賓の茶会の記録」
1番上の写真は、第103代後土御門天皇と曽祖父・大炊御門宗氏の系図(公家事典303頁)
2番目の写真は「額縁裏面」に表記されるラベル。茶道具 仁清写 神鈴 香合 宮川 香雲 作 桐箱入り 茶道 t 9304694。2番目の写真は近衛基熙の肖像(陽明文庫・所蔵)
3番目の写真は、第107代後陽成天皇の曾孫・近衛基熙の天皇家・近衛家略系図
4番目の写真は、天皇家・近衛家略系図の出典(淡交テキスト「茶会記」に親しむ・7)平成29年7月淡交社・刊行
源氏物語「藤裏葉」原本に記されております。茶道具 蓋置 色絵 雪だるま二閑人、京焼 昭阿弥作 共箱■新品■。紫式部が「藤裏葉」を書くに際し、「白氏文集」の漢詩を熟読したうえで「源氏物語」の「藤裏葉の巻」を書いていることがわかります。茶道具 蓋置 色絵 団扇(うちわ)、京都 昭阿弥作 共箱■新品■。この原詩の言葉の引用は、「藤裏葉の巻」に用いられていることで広く知られている。茶道具 蓋置 色絵 竹、京都 高野 昭阿弥作 共箱■新品■。紫式部がこの原詩に親しんでいたと推定されている。茶道具 蓋置 金襴手 三宝、 京焼 高野昭阿弥作 共箱■新品■。
「紫藤花下漸黄昏」(紫藤の花の下、漸(ようやく)黄昏(たそがれ)という漢詩文の落款が押捺されている。d211 技工名品 時代 古作 古瀬戸 割山椒 向付 五客 共箱 煎茶道具 懐石道具。この漢詩は「白氏文集」に由来するものです。真葛香斎 色絵 金彩 松箸之絵 蓋置 在銘 真葛 共箱 共布 茶道具。
つまり、原文の内容に関する漢詩の落款を押捺しているのは、茶会における床の間の「掛け軸」(かけじく)を拝見(はいけん)の際に、茶会を主催する亭主が、客に「最高のごちそう」を振る舞うために披露したものです。風炉師 浅尾宗筌 火入 共箱。茶会の際に落款に記された由来を知った客が広くそのことを社会に広めたために結果的に、多くの茶会に開催される「最高のごちそう」として原文に関係する漢詩の落款を付したものです。茶道具 蓋置 色絵 束柴、京都 高野昭阿弥作 共箱■新品■。「落款」の漢詩の由来を待合において説明する際に、長い時間を要し、茶会における貴重な時間であったと推定されております。●【未使用】京焼 万代草山作 肩衝茶入 茶道具 蓋 専用袋 共箱付き 濃茶抹 野点【20373791】。
出品している書の「断層(MRI)写真」の原板は、レントゲン写真と同じ新聞の半分ほどの大きさのフィルムです。「時代 茶道具 風炉 五徳付き 時代木箱入り 京焼 雲華焼 陶印有り 直径35cm 高さ20cm」雲火焼・風炉・風炉釜。肉眼では見ることのできない和紙の繊維の一本一本のミクロの世界を見ることができます。茶道具 蓋置 色絵 糸巻、京都 高野 昭阿弥作 共箱■新品■。日本国内では医療用以外には見ることのできない書の「断層(MRI)写真」です。【政】32838 ☆茶道具☆茶合 3点 だるま、なす形、他 茶味 抹茶 茶筅 茶筒 茶碗 茶杓 茶釜 水指 蓋置 棗。
古切の書は、一旦表装を剥離し分析と鑑定検査のために「断層(MRI)写真撮影」をしております。古清水焼 結び細工雷文 茶入 闇塗漆箱 茶道具 時代 / 古道具 陶器製 京焼。撮影後、展示のために再表装をしております。茶道具 蓋置 色絵 三ツ鳥居、京焼 高野昭阿弥作、共箱■新品■。掛軸や屏風にすることが可能なように、「Removable Paste(再剥離用糊)」を使用しているため、自筆の書に影響をあたえずに、容易に「剥離」することができるような特殊な表装となっております。短冊箱 茶箱揃え 茶道具 一式 茶事 茶器 茶会 煎茶道具 茶器揃 茶碗 棗 水指 コレクション 陶器 120サイズ。
国内における鑑定人は、自筆の筆者を識別するために、個々の文字ごとに字画線の交叉する位置や角度や位置など、組み合わせられた字画線間に見られる関係性によって、個人癖の特徴を見出して識別する方法、また個々の文字における、画線の長辺、湾曲度、直線性や断続の状態、点画の形態などに見られる筆跡の特徴によって識別する方法、そして、書の勢い、速さ、力加減、滑らかさ、などの筆勢によって識別する方法が一般的な手法です。茶道具 蓋置 三ツ兎、京都 高野 昭阿弥作、共箱 新品。。
一方、欧米では一般的には、「筆者識別(Handwriting Analysis)」と呼ばれる文字解析をコンピューターの数値によって解析しております。武蔵野窯 淡斎(造)即日庵 淡能斎好 戸田宗寛 箱書 交趾蓋置 茶道具 陶磁器 美品 裏千家 現代工芸 z2252k。数値解析は、文字の筆順に従いX、Y座標を読み、そのX、Y座標をコンピューターへ入力後、コンピューターによって多変量解析を行うものです。【茶】茶道具 離世窯 清水公照 自作 水次 水指 花瓶にもシルクロードのはての驛に今も笛吹く鼓うつ。解析の基準となるのが「ドーバート基準」で、アメリカでは日本国内の画像データを自動的に収集、自筆の分析に際し、数値データをコンピューターで自動的に解析し「極似」した画像データによって筆者を識別する研究が進んでおります。【中村翠嵐】金彩紫交趾 瓢型夕顔 花入 桐共箱 紙外箱 共布 栞 茶道具 美品 高さ 約25㎝。
2・大炊御門宗氏(おおいのみかど むねうじ)の自筆の特定について
自筆の筆者は、書体、書風から京都の公卿によって書かれたものであるはわかっていたが、昭和38年以来、筆者名は特定されていなかった。茶入れ■利休丸壷写 大名物(万代屋宗悦)鶴首 仕袋 藤種純子 濃茶 切り共箱 お茶道具 古美術 時代物 骨董品■。その後、「筆者識別(Handwriting Analysis)」と呼ばれる文字解析と並行し、奥書の「宗」の字の下の文字が判読できずにいた。30531/○桶谷定一 瓢形茶入 共箱 京焼 仕覆付 茶器 茶壺 茶道具。それが、技術の進歩により「宗」の下の文字が「氏」と判読された結果、南北朝時代から室町時代前期の公卿であった「大炊御門宗氏(おおいのみかど むねうじ)」であることが判明した。鶴大皿仁清写し No.37。
「源氏物語」には、応永五年(1398)~応永十三年(1406)までの複数の年号の記載があることから、大炊御門宗氏が23歳から31歳までの間に書かれたものと推定されている。真葛 宮川香斎(造) 千切形松葉文入り蓋置 共箱 茶道具 未使用 陶磁器 京焼 y0147。宗氏は、正二位・内大臣まで昇進したのち、応永28年(1421)47歳で没している。〔楽布〕P21312 河井武一 辰砂魚紋角壷 茶道具 古民藝 店。
3・自筆「源氏物語」の旧・所蔵者の特定の経緯について
近衛基熙の旧・所蔵の特定は、「花押」の写真照合技術によるものです。【伊東桂楽】 ぼんぼり 蓋置 共箱 雪洞 雛祭り 桂窯 寄神崇白 檜垣青子 茶道具 新品。アメリカのコンピューターを用い、「筆者識別(Handwriting Analysis)」と呼ばれる文字解析を、花押の照合に応用し、指紋の照合方法と同じ手法により99.9パーセントの確率で特定に至ったものです。西村徳泉 色絵 七宝散し 蓋置 共箱 京焼 水屋道具 茶道具 未使用 画像10枚掲載中。
4・近衛基熙(このえもとひろ)について
近衛基熙は、慶安元年(1648年)3月6日、近衛尚嗣(関白・左大臣)の長男として誕生。雪華】 茶道具 真葛 宮川香斎 ルリ祥瑞 鶴亀 蓋置 共箱 【 表 裏 千家 而妙斎 即中斎 坐忘斎 鵬雲斎 永楽 善五郎 即全 翠嵐 徳泉 】。母は後水尾天皇皇女女二宮。【茶】人間国宝 藤本 能道 赤絵 金彩 蓋置。実母は近衛家女房(瑤林院)。【茶】官休庵 有隣斎 竹絵 蓋置 茜窯。幼名は多治丸。飴釉菓子器 吉向松月窯作37ccad。父、尚嗣が早世し、尚嗣と正室女二宮の間には男子がなかったため、後水尾上皇の命により、近衛家の外にあった基熙が迎えられて上皇の保護下で育てられた。吉向十三軒(造)黄交趾古鏡香合 共箱 茶道具 香道具 資料付属 京焼 吉向焼 銅鏡 y0869。承応3年(1654年)12月に元服して正五位下に叙せられ、左近衛権少将となる。十月、宮(匂宮・今上天皇の皇子)が紅葉狩りを口実に宇治を訪問し舟下りを楽しむ・自筆「源氏物語」総角(あげまき)の原文・茶道54-B。以後、摂関家の当主として累進し、翌年明暦元年(1655年)従三位に上り公卿に列せられる。茶入れ■文琳型 糸切り高台 仕覆 桐共箱付 茶壷 お茶道具 古美術 時代物 骨董品 上物■。明暦2年(1656年)に権中納言、万治元年(1658年)に権大納言となり、寛文4年(1664年)11月23日には後水尾上皇の皇女常子内親王を正室に賜った。眉山 花梨(癌杢) 茶筅筒 茶道具 野点 オイル仕上げ 23。寛文5年(1665年)6月、18歳で内大臣に任じられ、寛文11年(1671年)には右大臣、さらに延宝5年(1677年)に左大臣へ進み、長い時を経て元禄3年(1690年)1月に関白に昇進した。平安 万代喜山 文珠 茶入 和久田金襴 共箱 茶道具。近衛基熙は、寛文5年(1665年)から晩年まで『基熈公記』で知られる日記を書いている
ツイッター「源氏物語の世界」も合わせてご覧ください。眉山 花梨(癌杢) 茶筅筒 茶道具 野点 オイル仕上げ 27。
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